概要
Google Playでは現在64bitアプリへの移行を進めており、2021年8月1日からは64bit版が含まれていないアプリはGoogle Playで提供されなくなることが発表されており、現時点でも64bit版が含まれていないビルドを新規に登録したり、64bit版が含まれていないビルドに更新することはできません。
その割にUnityでは初期設定で64bitアプリに対応しておらず、何も考えずにアップロードしようとすると以下のようなエラーが出ます。
このリリースは Google Play の 64 ビット要件に準拠していません
以下で64bitアプリへ移行する手順を書き留めておきます。
環境
- Unity 2018.4.1f1 Personal
手順
まずツールバーから「File > Build Settings」を選択し、Build Settingsウィンドウを開く。
次に(ターゲットとするPlatformがAndroidになっていなければ、AndroidにSwitch Platformしてから)Build Settingsウィンドウの左下の「Player Settings」をクリックしてPlayer Settingsパネルを開く。
InspectorにPlayer Settingsパネルが開くので、その中から「Other Settings」をクリックして開き、その中の「Configuration > Scriptingbackend」を「IL2CPP」に変更する。
すると「Configuration > Target Architectures > ARM64」がチェックできるようになるのでチェックを入れ、x86のチェックは外す。(ARM64にチェックを入れるだけでは64bit対応できていないので注意)
あとは通常通りビルドしてやればOK。
と思ったらバージョンエラーが出てしまいました。
ちゃんとバージョンコードもインクリメントしておきましょう。
無事アップロードできました。
誰かの参考になれば幸いです。カロリーメイトください。