- 序文
- 進捗
- コード実装部分
- 実行結果
- 取り組んだ動機
- 学習方法
- とりあえず結論
- 基本編で作成する3Dシューティングのクォリティが高い。また、演出面の内容が充実している
- 応用編は説明が簡素になり、やや理解が難しい。Tips集としても内容的に微妙。
- Unityのバージョンが古い、誤植が多い、スクリーンショットが見づらいなど、内容以外で気になる点が多い
- BGM

- 作者: BATA,まつだす
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/01/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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序文
『Unity5ゲーム開発レシピ』26日目。
終盤gdgdしながらも、一応読了しましたのでまとめておきます。
進捗
- Part02 応用編
- Chapter05 ゲームの演出を工夫する
(学習時間:2日?)
コード実装部分
なかったと思う
実行結果
www.youtube.com 非常にわかりにくいですが、セリフ中はBGMの音量が下がるということを表現しようとしています。
取り組んだ動機
これまでUnityの入門書にいくつか取り組んだが、ゲームの規模としてはミニゲームレベルのものが多かったので、もう少しだけ大きな規模のゲームの作成に挑戦してみたかった。
また、ゼロから基本的な機能のみでゲームを作成するのではなく、既存のアセットを積極的に活用するゲーム制作に取り組んでみたかった。
学習方法
書籍の3/4ほどを占める基本編は新規プロジェクトを作って、どんどん機能を追加していく形で取り組み、残りの応用編はサンプルプロジェクトをDLして機能を実装する形で進めました。
1日2時間程度の学習でおよそ1ヶ月かかりました。
とりあえず結論
- 基本編で作成する3Dシューティングのクォリティが高い。また、演出面の内容が充実している
- 応用編は説明が簡素になり、やや理解が難しい。Tips集としても内容的に微妙。
- Unityのバージョンが古い、誤植が多い、スクリーンショットが見づらいなど、内容以外で気になる点が多い
おすすめ度:★★★☆☆ 難易度:★★☆☆☆
(基本編おすすめ:★4~5 応用編おすすめ:★2 間をとって★3です)
基本編で作成する3Dシューティングのクォリティが高い。また、演出面の内容が充実している
全編にわたってTips集の体裁をとっていますが、基本編では全12Chapterにわけて1つの3Dシューティングゲームを作成していきます。
一見不思議な構成の書籍に見えますが、最初に取り組むときは順番通りに進めていき、後からは純粋なTips集として辞書のように参照するという使い方もできそうで、意外に実用的だと思います。
まず、なんと言っても作成していくサンプルゲーム(3Dシューティング)のクォリティが高くて読み進めていくのが楽しいです。 www.youtube.com 3D酔いするかも。閲覧注意。
誤植は割と多いですが(-- ;;)、平易に書かれたコードとスクリーンショットも多数掲載されており、多少でもUnityの経験がある人なら、それほど詰まらずに読み進めていくことができると思います。
また火花や爆発のエフェクトや、3DレーダーのUI、体力が減ると画面にノイズが走る演出など、数え切れないほどの演出効果が学習内容取り入れられており、それらを実装させていく過程で、ゲームにおける細かい演出の重要性を認識することができます。
Unityの内容にとどまらず、ゲームの演出的な面をこれだけ重視している参考書はなかなかないと思いますので、その点だけでも取り組んでみる価値のある内容だと思います。
応用編は説明が簡素になり、やや理解が難しい。Tips集としても内容的に微妙。
一方、応用編は純粋なTips集よりの内容が中心となり、基本的にサンプルプロジェクトをDLして学習をすすめていく形になります。
ただ全体的に説明が簡素で、高度な内容が含まれる割に「こうすればこうなります」というだけの解説だけにとどまることが多く、あまり深い理解には及びませんでした。
また基本編に比べて、プロジェクトもあまり魅力的に見えず、Tips自体もどこで使うんだろう…?というようなものもあって、あまり有益な知見が得られた感じはしていません。
DLするサンプルプロジェクトもbeforeのファイルのはずなのに、すでに内容の一部が実装されていたり、ただ既存のスクリプトをアタッチするだけでTipsの内容が終了したり、基本編に比べてなんとなく雑だなぁという印象を持ちました。
Unityのバージョンが古い、誤植が多い、スクリーンショットが見づらいなど、内容以外で気になる点が多い
Unityのバージョンについてはどうしようもないですが、現行のUnity(2018)でサンプルプロジェクトを開こうとするとエラーが出ると思うので注意が必要です。
サンプルプロジェクトは5.2.2/5.2.3のUnityのバージョンに対応しています。
あとは表題のとおりですが誤植が多いです。
スクリーンショットや完成したプロジェクトなどが用意されていますので、それほど致命的になることはないと思いますが。
また書籍のサイズが単行本サイズの2色刷りなので、1つのTipsの中で前後のページを行ったり来たり、あるいはスクリーンショットが見にくいというところが気になるかもしれません。
また、出版社のサイトから各TipsごとにUnityのプロジェクトごとDLできます。
www.shoeisha.co.jp
大変親切でありがたいのですが、全部DLするととんでもないデータ量になるので取扱にご注意ください。
全体的にはやってよかったと思える書籍でしたが、バージョンが古いことと構成やレイアウトが独特なこともあり、万人向けというよりかはややクセの強い参考書と言えるかもしれません。
あ、全編3Dの内容なので2Dに特化した内容を学習したい人にはおすすめできません。
カロリーメイトください。